技・成功のこつ、惜しみなく

プロを招き教室−延岡スケートボード連盟

　延岡スケートボード連盟（森年樹理事長）はこのほど、土々呂町公園南側駐車場に整備されたスケートボード（スケボー）場で、プロとユーチューバーを招いたスケボー教室を開いた。市内外から小学生を中心に約１０人が参加。通り掛かりの人らも足を止め、一流の技を見学していた。

　同連盟は、スケーターの人口増加やマナー向上などを目指し活動。今年度は市民まちづくり活動支援事業に採択されており、市外からの交流人口の増加も目指し、教室を複数回開いている。

　今回は先月末に開放が始まった同所で、多くの人にスケボーに触れてもらおうと企画。県外からも１０人が訪れる予定だったが、あいにくの天候で断念した。

　教室では昨年、九州から１３年ぶりにプロになった中学３年生の栗栖悠さん（１５）＝宮崎市、県ストリートスポーツ振興協会所属＝と、スケボーを軸に発信を続けるユーチューバーのろびんさん（３６）＝福岡市＝が、参加した子どもたちに寄り添って指導。惜しみなく、成功するこつを手取り足取り伝え、子どもたちも熱心に練習した。

　栗栖さんによる高度なトリック技の披露もあり、障害物や寝そべったろびんさんの上を高々と飛び越えると、子どもたちや会場外で見守っていた保護者から歓声や拍手。「やべーしか出てこん」などと興奮気味に目を輝かせていた。

　恒富小５年の堀川奏志さん（１１）は「プロと滑れてうまくなった気分になった。オーラを感じた」、前田恵汰さん（１１）は「いい経験になった。いろいろ技術を教えてもらえてよかった。迫力があった」と話した。

　教室はマナー向上に関する呼び掛けで始まり、全員で周辺のごみ拾いを行って解散した。