本紙掲載日:2023-03-15
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超大物ブリ-島浦沖の定置網に

超大物のブリは延岡市出北のマミーズマーケットが販売

22・7キロ、110センチ

◆延岡魚市場・関係者を驚かす

 延岡市島浦沖の漁場で13日朝、22・7キロの大きなブリが水揚げされ、関係者を驚かせた。島浦漁協所属の古谷水産が設置する定置網に入ったもので、漁業歴24年という同社古谷静樹船長(45)も「これまで18キロの物はあったが、私自身の記録を更新しました」とびっくり。

 さっそく昭和町の延岡魚市場に持ち込まれると、この時期、豊漁のブリが数多く並ぶ一角で存在感を放って他を圧倒した。

 10キロ超ならば大物というブリの中、倍以上の〃超大物〃を見て「何としても入手したいと思った」延岡イワキの岩切雄司統括部長(49)が、気合を込めて落札。マミーズマーケット(出北)内の店舗に持ち帰ると、伊藤宣広代表(56)も、初めて見る大きさに「めったにある物ではない。よくやった」と岩切部長の目利きぶりに目を細めた。

 氷を敷き詰めて店頭に飾ると、買い物客も驚いて足を止めて見入ることしきり。15日午後までは、すしや刺し身が当たる「延岡ナンバー1のブリ重量当てクイズ」も実施され、多くの解答が寄せられた。

 改めて計ってみると、体長110センチ、胴回りは80センチもあり、刺し身なら100人前以上はあるという。丸々とした胴回りからは、脂の乗りの良さもうかがえ、味の方にも期待が懸かる。クイズの締め切り後にさばかれ、刺し身やすし、切り身として店頭に並ぶ予定だが、包丁を入れるのも一筋縄ではいかなそう。

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