本紙掲載日:2023-03-15
(8面)

富島中ラグビー部3年生−全国大会準優勝

全国大会準優勝した富島中ラグビー部(提供写真)
全国2位となった3年生=同中運動場、1月23日撮影

いざ次のステージへ

 昨年9月に茨城県で開催された中学生ラグビーの全国大会、太陽生命カップ2022「第13回全国中学生ラグビーフットボール大会」で、日向市立富島中学校のラグビー部が準優勝を果たした。部員らは、コロナ禍によって練習もままならない中で培ってきたすべてをぶつけ、中学校生活最後の晴れ舞台で、これまでの全国大会での成績を塗り替えた。

 中でも3年生は、12人中10人が小学校時代から日向ラグビースクールで苦楽を共にし、絆も深い。中学校卒業を間近に控え、次のステージに羽ばたく3年生にこれまでの思い出や今後の目標を聞いた。

◇田中勝斗=県外遠征で勝てない時もあったが、みんなで工夫したり、意識することで勝てるようになった。先輩たちが勝ち続けていたというプレッシャーもあったけど、全国2位になれてうれしい。中学で習った緒方義弘先生、米田直人先生、森先生の指導に感謝したい。高校では日本一を目指したい。

◇黒木真洸=富島中ラグビー部でチームの大切さを学んだ。自分が迷った時や不安な時、仲間がいたから今の自分がいると思う。ラグビーをしてて良かった。将来はプロで活躍することを目標にしているので、まずは高校生活をしっかり送り、世界で活躍できるラグビー選手になりたい。

◇河野拓真=1年の時、練習中のけがで肩を手術し、2年生の夏に復帰することができた。けがに苦しんだ3年間だったが、最後はいい結果を残すことができてうれしい。小学校からみんなで立てた目標を達成できた。高校でも1年生からレギュラーを取れるように頑張りたい。

◇古川慎之助=中学3年間で緒方先生と米田先生と森先生の3人に支えてもらった。本当にいろんな経験をさせてもらって、最後は全国大会に出られてうれしかった。高校では1年からレギュラーを取りたい。

◇石崎響=全国の舞台に立てて楽しかった。決勝で日本一の東海大仰星と試合できて楽しかった。日本一はやっぱり強いと思った。高校で勉強を頑張りたい。

◇菊池哲平=きつい練習ばかりだったけど、全国まで行けて良かった。仲間と一緒に乗り越えられた。自分の課題を見つけながら勝つことができた。高校でもラグビーを頑張りたい。

◇神崎海誓=3年間、自分が練習のたびに成長していくのが楽しく、うれしかった。(全国大会では)準決勝で脳しんとうを起こし、(決勝に)出られなかったことが悔しかった。高校でその思いをぶつけたい。

◇柏田七海=決勝での先制トライがいい思い出。高校で続ける予定はないけど、ラグビーで培った諦めずに最後までやりきることを生かし、国公立の情報系の学科を目指して勉強を頑張りたい。

◇内倉豊=試合の時にみんなで盛り上がったり、遠征も楽しかったり、思い出になった。全国大会は緊張したが、3年間の練習のすべてが出しきれた。優勝できず悔しい半面、全国を経験できたのでうれしかった。ラグビーを通して仲間たちと協力する力が身に付いた。高校では新しいことに挑戦してみたい。

◇米良颯馬=練習はきつかったけど、最後は全国2位という結果で良かった。九州内では公式大会全勝したことも思い出に残っている。先生方の指導や練習の成果で、いい成績を残すことができた。高校でもそういった部分を生かして頑張りたい。

◇黒木翔=小学校はラグビーをしていなくて、周りのみんなもうまかったけど、きつい練習を一緒に乗り越え、いつしか練習をするのが楽しくなって3年間、続けることができた。高校で続けるかは分からないけど、これからも友達や周りの人と一緒に協力しながら一つの目標を成し遂げることを生かしたい。

◇浅本海翔=(全国大会では)準決勝で、みんながパスを回してくれてトライを決めさせてくれた。いい思い出になった。高校ではどのポジションなってもいいように頑張っていきたい。全国2位のレベルで練習してきたという自覚を持って1年生からレギュラーになれるように頑張っていきたい。

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