本紙掲載日:2023-03-16
(3面)

ガンダムプラモデル市園さんの作品展

31日まで宮銀延岡−随時作品入れ替え

 延岡市南町の宮崎銀行延岡営業部1階ロビーで、惣領町の会社員市園圭太さん(36)が作ったプラモデルの展示会が開かれている。31日まで。平日のみ午前9時〜午後3時。無料。

 機動戦士ガンダムシリーズを中心とした「キャラクタープラモデル」10体が並ぶ。展示作品を随時入れ替える予定。

 プラモデルに出合ったのは小学5年生の頃。近所の模型店で店主や大人たちが楽しそうに話す姿を見て憧れたという。高校卒業後は東京に移り住み、アルバイト先のホビー店に並ぶショーケースに飾られた戦艦や戦車の作品を見て「自分も作ってみたい」とさらに気持ちをかき立てたという。

 しかし、賃貸住宅では作製時に使用するコンプレッサーの動作音やラッカーシンナーの臭いが気になり、作業に打ち込むことができなかった。延岡に帰郷してからは、設備を整えるだけでなく、臭いが少ないシンナーを使用。塗料が気管支に入ると危険なため、換気に気を付けて作業を行っている。

 一昨年からはプラモデルを愛してやまない芸人たちが集う「吉本プラモデル部」や「GBWC(ガンダムビルダーズワールドカップ)」の大会などにインターネットから作品を応募。製作には早くて3週間、100分の1スケールの物になると半年かけることもあるという。

 市園さんの製作方針は「自分が思い描くかっこいい作品を作る」。近年は動画配信サイトでの技術共有やコロナ禍の影響もあり、プラモデル人口が増えていると実感しつつ、市園さんは「見てくれた人がプラモデルを始めるきっかけになれば」と来場を呼び掛けている。

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