本紙掲載日:2023-03-16
(7面)

魚の内部構造など学ぶ

魚を調理する参加者ら

中学生ら三枚下ろしなど体験

 2022年度宮崎大学公開講座「〃今年はやります、魚をさばく〃魚のさばき方を学び、味わおう!」が2月18日、延岡市社会教育センターであった。中学生以上の19人が参加、三枚下ろしなどの調理技術や魚の内部構造などを楽しく学んだ。同市教育委員会共催。

 同講座は、魚食の素晴らしさを知り、魚料理を楽しんでほしいと、同大農学部付属フィールド科学教育研究センター・延岡フィールド(水産実験所、延岡市赤水町)が4年前から開催。新型コロナウイルス感染症のために一昨年と昨年は中止となり、3年ぶり3回目。同フィールドの内田勝久教授と職員の道下保さんらが講師を務めた。講座前に内田教授は、「延岡は魚がたくさん捕れる町なので、魚食文化を受け継いでほしい」と激励した。

 参加者らはカマスなどを実際に調理。慣れない作業に悪戦苦闘していたものの、それぞれ見事に調理を終え、用意されたシマアジやマダイなどの刺し身、あら汁などとともに味わった。途中、内田教授によるマアジの解剖も披露された。

 旭中3年の植野識さんは、双子の妹の訓さん、母親の3人で初めて参加。「魚は見るのも食べるのも好き。募集のチラシを見て母に応募してもらった。魚を下ろすのは難しかったけど、今まで母がやってきたことを学ぶことができた。学んだ基本を生かし、これからは母の手伝いがしたい」と話した。

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