本紙掲載日:2023-03-16
(7面)

SDGsを分かりやすく伝える

小学6年生に学びの成果を披露した恒富中1年生のSDGs発表会

小学生に向け学習成果発表−恒富中

 延岡市立恒富中学校(永山貴久校長、225人)の1年生64人は2月20日、総合的な学習の時間に学んできたSDGs(持続可能な開発目標)についての発表会を開いた。初の取り組みとして、校区内二つの小学校の6年生を対象に発表。成果を分かりやすく伝えた。

 地域住民と学校が連携して子どもたちの学びをサポートする「コミュニティ・スクール(学校運営協議会)」の一環として実施。地域住民の一員である児童生徒の異学年、異校種の交流やつながりをつくりたいと初めて計画した。

 発表会には西小学校(尾崎正朗校長、335人)の56人が来校。恒富小学校(鈴木泰昌校長、181人)の35人とはオンラインでつなぎ、代表グループ6班が発表した。

 このうちジェンダー平等班は、日本の男女差別は国際的に最悪レベルであることを、2021年のジェンダー指数が146カ国中116位▽女性の議員や管理職の数がOECD諸国で最下位▽出産後も仕事を続ける女性が約35%―など、具体例を挙げて説明。小学生からは積極的に手が挙がり、言葉の意味を尋ねる質問、発表の工夫に関する感想が次々寄せられた。

 西小の廣鸞茆辰気鵝複隠押砲蓮峺出しやイラストなど分かりやすい工夫がされ、すぐ頭に入った。さすが中学生だと思った。僕もこうならないといけないと思うし、こういった授業を受けるのは面白そう」と新生活を期待している様子。

 恒富中の増田聖菜さん(13)は「緊張したが分かりやすく伝えるよう意識した。中学生ってこんなにかっこいいんだと思ってもらえる発表ができていればうれしい」、加藤くうりさん(13)は「思ったよりも質問が多くびっくりしたが落ち着いて答えられてホッとした。積極性は私たちも見習いたい」と、互いに刺激を受けていた。

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