本紙掲載日:2023-03-17
(2面)

食品等流通合理化促進機構会長賞−ノモ・ベーカリー

食品等流通合理化促進機構会長賞の賞状を手にするノモ・ベーカリーの野本功二代表・由紀美さん

優良経営食料品小売店等表彰

 公益財団法人の食品等流通合理化促進機構が主催し、農林水産省や日本政策金融公庫などが後援する「第32回優良経営食料品小売店等表彰事業」の受賞事業所が発表され、県内からは唯一、延岡市中町のNOMOBAKERY(ノモ・ベーカリー、野本功二代表)が同機構会長賞に輝いた。

 ノモ・ベーカリーは「笑う門にはパン来たる」をコンセプトとして、2017年に野本代表・由紀美夫妻が市役所正面駐車場東側に開業。幅広い年代に楽しんでもらえるよう、食パン、菓子パン、総菜パン、クロワッサン、ハード系、ライ麦使用のセミハード系など約60種類以上のパンを製造・販売している。

 「体に優しいパン」「小麦の香りと味わいを生かせるパン」にこだわり、北海道産を中心とした無農薬の国産小麦粉を使用。まかないから生まれたノモドック、地元農家や和菓子店とのコラボ商品、季節に応じた焼き菓子など、おいしさだけでなく、品ぞろえの豊富さ、季節感、新商品で顧客に好評を得ている。

 また、ビニールのレジ袋を用いず、商品は紙袋にまとめて入れ、エコバッグの持参を推奨するなど環境面に配慮。地元イベントへの参加や近隣小学校の校外学習受け入れなど、地域との交流を大切にしている点なども評価された。

 受賞に対し、「今年で6年目を迎えるが、やってきたことを評価していただき自信になった」と野本代表。表彰の応募申請に当たり県よろず支援拠点の支援で「土台を踏まえて改善していくこと、新しくやるべきことが洗い出せた」といい、「これからもお客さまが笑顔になるようなパン作りと接客を心掛け、楽しんでもらえるお店にしていきたい」と張り切っている。

 同表彰事業は独創的な経営技術を駆使し、優れた経営成績を挙げている全国の中小食料品小売店等を発掘し表彰することを目的に毎年開催。今年度は最高位の農水大臣賞をはじめ52事業所が入賞した。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/