心和ませる生け花３５点

小原流延岡支部による展示会－１９日まで、カルチャープラザのべおか

　小原流延岡支部（甲斐逸子支部長）の生け花展「春のおくりもの」が、延岡市本小路のカルチャープラザのべおか２階アートギャラリーで開かれている。１９日まで。開場は午前１０時～午後５時（１９日は同４時）。入場無料。

　タイトルの「春のおくりもの」には、コロナ禍で傷ついた心を少しでも和らげてもらえるようなプレゼントを贈りたいという意味が込められている。一級、一脇、二級の資格を持つ会員３４人が春らしく色鮮やかな花材をふんだんに使った力作３５点を出品。桜やコデマリ、ラナンキュラス、アルストロメリア、バラなど季節の花々が会場を彩る。

　器に盛るように生ける小原流の花意匠（はないしょう）や瓶花、盛花、花舞から伝統的な写景盛花、色彩盛花など多彩な技法で表現。竹とんぼとバルブ、銀柳を使った造形生け花や会場入り口には甲斐支部長ら役員１０人がグロリオサ、コデマリ、カスミソウ、バラで作り上げた合作も展示されている。

　甲斐支部長は「コロナも落ち着きかけてお出掛けしやすくなりました。どうぞお気軽にお越しください」と来場を呼び掛けている。