本紙掲載日:2023-03-18
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迫る県議選−告示まで2週間切る

31日告示、4月9日投開票−14選挙区に54人出馬準備

◆4選挙区で無投票の可能性

 統一地方選の前半戦となる県議選(31日告示、4月9日投開票)は、告示まで2週間を切った。17日時点で県内14選挙区に54人が立候補を予定している。延岡市や日向市区など10選挙区は選挙戦が見込まれ、東臼杵郡区や西臼杵郡区など4選挙区は無投票になる可能性がある。

 立候補が予定通り54人の場合は、現定数39議席となった2011年以降では最多タイとなる。選挙戦が予想されるのは延岡市、日向市、宮崎市、都城市、日南市、小林・西諸県郡、児湯郡区の複数人区と、1人区の串間市、えびの市、北諸県郡区。無投票の公算が大きいのは東臼杵郡、西臼杵郡、西都市・西米良村、東諸県郡区の1人区。

 54人の内訳は現職28人、前・元職3人、新人23人。党派別では自民26人(現有議席24)、立憲民主5人(同4)、公明4人(同3)、共産2人(同2)、国民民主2人(同1)、日本維新の会2人(同0)、参政1人(同0)、無所属12人(同3)となっている。

 現職9人(延岡市区3人、宮崎市区2人、都城市区3人、北諸県郡区1人)が引退の意向を示し、世代交代が進む見通し。各党とも党勢の拡大・維持、新たな議席獲得に乗り出しており、激しい選挙戦が予想される。

 延岡市区(定数5)は6人が立候補を予定。自民が現職と元職、ベテラン議員の引退に伴って立憲民主、公明、国民民主がそれぞれ新人を擁立。22年の市長選に挑んだ前職も無所属で挑む。

 日向市区(同2)は3人が名乗りを上げており、自民の現職2人に立憲民主の新人1人が挑む構図。1人区の東臼杵郡区と西臼杵群区は、現時点で自民現職のほかに立候補の動きはない。

 県北以外では、宮崎市区が12の議席を17人で争う混戦模様。自民が現職4人と新人2人の計6人、立憲民主と公明が各現職2人、共産は現職1人、国民民主、日本維新の会、参政は新人1人を擁立、無所属もベテラン現職や知名度ある前職、新人が手を挙げる。

 都城市区(同6)は7人で争う見通しで、自民が現職2人と新人2人の計4人、立憲民主が新人1人、共産が現職1人を擁立。公明は新人1人を立て、新たに議席獲得を目指す。

 このほか、児湯郡区(同3)は自民現職2人と無所属の現職、新人の計4人が立候補予定▽日南市区(同2)は自民現職と無所属の新人3人の計4人▽小林・西諸県郡区(同2)は自民現職2人と無所属新人の計3人▽串間市区(同1)は自民現職と無所属新人の計2人▽えびの市区(同1)は自民現職と維新新人の計2人▽北諸県郡区(同1)は自民と無所属新人の計2人が争う。

 西都市・西米良村区(同1)と東諸県郡区(同1)は、現時点で自民現職のほかに出馬の動きはなく、無投票の可能性が高い。



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