本紙掲載日:2023-03-20
(1面)

ワイワイ花宵物語開幕−延岡市城山公園

半年以上かけて制作し、点灯された「流木動物園」(18日午後)
2日間限定のオープニングイベントとして行われたナイトバブルショー(同)
スマートフォンにアプリを入れると最新のAR(拡張現実)に触れることができる(同)

光に浮かぶ夜桜、流木動物園

◆4月9日まで毎日午後6時30分から点灯

 ケーブルメディアワイワイ(末次稔社長)が延岡市の城山公園で石垣や夜桜のライトアップを行う「ワイワイ花宵物語」が18日に始まった。市内の高校生と半年以上かけて制作した「流木動物園」の点灯式やナイトバブルショーが行われ、多くの人でにぎわった。

 「延岡花物語2023」のラストを飾るイベント。4月9日まで、毎日午後6時30分〜9時30分にライトアップする。

 18日にはオープニングイベントが行われ、初の試みとして昨年8月から、同社と山根製作所(山根俊輔代表)が共同で取り組んできた「アップサイクルアートプロジェクト」に参加した延岡星雲高と聖心ウルスラ学園高、聡明中・高等部の生徒約20人が、動物に明かりをともした。

 アップサイクルとは、廃棄物や本来は捨てられるはずの製品に新たな価値を与えて再生し、役立てること。アカウミガメの産卵地となる美しい海岸を自分たちならではの方法で守り、城山にかつてあった動物園を〃復活〃させようと、海ごみである流木を使った動物を作ってきた。

 実際に、動物園があった頃を知っている人に話し掛けられたという延岡星雲高の倉本小雪さん(17)は「知らなかった城山動物園について考えるきっかけになったし、あったものを思い出すきっかけになった人もいたと分かり、携われて良かったなと思った」と笑顔。聖心ウルスラ学園放送部の今田向星さん(17)は「置かれたままになるはずの流木が生まれ変わり、人が笑顔になる取り組みに参加できてよかった。皆さんに楽しんでほしい」と話した。

 同社は技術を生かして完成した動物をデジタルデータ化。スマートフォンアプリをかざすと、動物が動く仕掛けもあり、来場者を楽しませた。同社ブランド推進部の佐川大貴さん(41)は「プロジェクトは地域のことを知ってもらったり、行動を起こしたりする一つのきっかけになればと企画した。何か伝わればうれしい」と話した。

 また18、19日夜には、チームバブのしゃぼんだまいさんによる「ナイトバブルショー」があり、音楽に合わせて飛ばしたシャボン玉が光でキラキラ輝くと、「わー」と歓声を上げたり、両手を広げたりと楽しんでいた。

◆25日にワイワイグルメ博

 25日午前10時からは、お笑いライブやミュージックライブ、プリキュアショーなど豪華なステージイベント、飲食が楽しめる「ワイワイグルメ博」がある。小雨決行、荒天中止。午後4時まで。24日には前夜祭として、のべおか彩の会がペットボトルキャンドルで城山公園を彩る。ケーブルメディアワイワイ(箟箍22・1500)。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/