本紙掲載日:2023-03-20
(2面)

新入学児童の安全願って

西臼杵3町へ−県生コン組合が防犯ブザー

 県生コンクリート工業組合(木田正美理事長)は16日、4月から西臼杵郡内の小学校に通う児童121人分の防犯ブザーを高千穂、日之影、五ケ瀬町に贈った。

 防犯ブザーはアラームボタンを押すかストラップを引くと大きな音が鳴り、周囲に身の危険を知らせる。ランドセルなどにつり下げられるタイプで、犯罪抑止効果が期待できる。

 新年度から小学校に通う児童は高千穂町84人、日之影町18人、五ケ瀬町19人。このうち、高千穂町への贈呈式は町役場であり、西臼杵生コン事業協同組合のトップでもある木田理事長ら訪問。目録を読み上げ、甲斐宗之町長と戸敷二郎教育長に人数分のキーホルダー型防犯ブザーを手渡した。

 甲斐町長は「活用する場面がないことが一番だが、ブザーを付けておくことで親子ともに安心できると思う。責任を持ってすべての新児童に配布し、啓発にも力を入れていきたい」と感謝。

 木田理事長は「(児童に)渡す時、可能であれば鳴らす練習をしていただきたい。紛失した児童には補(ほてん)もしますので、ぜひ、地域の安心安全を守る活動に役立ててほしい」と話した。

 県内10地区の生コン協同組合でつくる県生コンクリート工業組合は2011年8月、県警と「犯罪の起きにくい社会づくりに関する協定書」を交わして以来、毎年、県内の新入学児童に防犯ブザーを贈っている。

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