本紙掲載日:2023-03-21
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4年ぶり、ひょっとこ夏祭り

ひょっとこ踊りを練習する参加者(18日、日向市文化交流センター)

本番は8月4、5日−今から踊りに磨き

◆北海道、関東などから参加者−日向市で講習会

 4年ぶりの開催が決まった第40回日向ひょっとこ夏祭り(8月4、5日)に合わせて、ひょっとこ踊り講習会が18日、日向市文化交流センターであった。遠くは北海道、関東、関西など県内外から愛好家約100人が参加し、橘ひょっとこ踊り保存会から指導を受けた。

 講習を前に長友正博商工観光部長があいさつ。踊りの起源や祭りの歴史を振り返りながら「4年ぶりの開催。(講習で)踊りに磨きを掛け、40周年の祭りを一緒に盛り上げてほしい」と話した。

 海野芳彦実行委員長は昨年、1週間前に中止を決定したことをわびた上で「今年こそ必ずやるので皆さん参加してほしい」。保存会の盒彊存会長も「赤一色で大いに盛り上げてほしい」と呼び掛けた。

 講習では同保存会が模範演技を披露した後、初心者と経験者に分かれて練習を開始。まずは足の使い方(ステップ)から行い、「腰を落とす」「足でリズムを取らず体全体で」などの説明を受けながら会場を往復した。

 その後、手の動きを加え、一連の動作を練習。「テンテコテン、テンテコテン」と言いながら、リズムに合わせて踊った。

 北海道恵庭市から1人で参加した秋田ひろ子さん(74)は「地元の老人クラブで踊りを知って、やってみたいと思った。足の運びが難しく、つまづいてしまう。練習して祭りに出たい」。

 2年ほど前にひょっとこ踊りに興味を持ち、ユーチューブで独学していたという日向市日知屋の黒木陽太ちゃん(5)は「楽しそうに踊っているのを見て踊りたいと思った。楽しい」とニッコリ。母の純子さん(39)によると、クリスマスプレゼントはひょっとこ面だったといい「祭りにも参加するみたいです」とほほ笑んでいた。

 祭りは8月5日(前夜祭4日)、日向市駅前交流広場「ひむかの杜(もり)」を主会場に中心市街地で開催される。前夜祭は個人戦、本祭りはパレードが行われる。4年前の第36回には113連で過去最多の踊り手2224人が参加した。

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