本紙掲載日:2023-03-21
(3面)

ファーマーズ・オブ・ザ・イヤー

読谷山市長に受賞を報告した梅田学宏さん(中央)。右は妻の喜香さん

梅田さん、受賞を市長に報告−延岡市役所


 2月に埼玉県で行われた「さつまいも博2023」の「日本さつまいもサミット」で、優秀な生産者に贈られるファーマーズ・オブ・ザ・イヤーを受賞した「喜郷ファーム」(延岡市北浦町三川内)社長の梅田学宏(みちひろ)さん(39)が20日、延岡市役所を訪れ、読谷山洋司市長に受賞を報告した。

 梅田さんは「就農して5年がたった。いろんな課題に向き合っているが、これからも全力で作物づくりに精進していきたい」と抱負を語った。

 焼き芋や干し芋を試食した読谷山市長は、「北浦の恵みをいただき幸せ」と感想。「短期間でも成果を出し、新たに就農を考えている方に勇気を与える。今回の受賞には大きな意義がある」とたたえ、「これからも手本のような存在として、さらに頑張ってほしい」とエールを送った。

 梅田さんは、北浦町内の30カ所、計5ヘクタールの農地で人気品種の「紅はるか」「シルクスイート」の2品種を生産。自然食品の通販会社で高い人気を誇るほか、同市のふるさと納税の返礼品でも好評を得ている。

 さつまいも博は、日本最大のサツマイモの祭典。ファーマーズ・オブ・ザ・イヤーには全国から5人が選出された。本県から初受賞の梅田さんは、有機農法に加え、耕作放棄地となった水田をサツマイモ作りに生かしていることが高く評価された。

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