本紙掲載日:2023-03-22
(1面)

サーフィン移住で人口増

サーフィン移住について意見を交わした住活応援パネルディスカッション(16日、ホテルベルフォート日向)

日向商議所−パネルディスカッション

◆新日向時間、まち全体で楽しむ−幸せな人が住むまちに人は集まる

 サーフィン移住を推進する日向商工会議所(三輪純司会頭)は16日、同市上町のホテルベルフォート日向でひゅうが住活応援パネルディスカッションを開き、日向市の魅力や課題、今後の展開などについて意見を交わした。

 同会議所が2019年度から取り組むリラックスサーフタウン日向移住促進プロジェクトの一環。20年度からコロナ禍で休止していたが、今年度から調整会議やワークショップ、ビーチ移住相談会を開くなど活動を再開した。

 冒頭、三輪会頭は「サーフィンで人口増を図るためにも、どれだけ魅力的な町をつくるかが重要。幸せな人が住むところに、幸せを求めて人が集まる。光あふれる素晴らしい日向市を目指し、協力して取り組みましょう」とあいさつした。

 この日のテーマは、移住するなら日向−新日向時間をまち全体で楽しもう。パネルディスカッションは、三輪会頭のほか、日向サーフィン連盟の甲斐俊作理事長、太洋開発の西村光平社長、高千穂グリーンの黒木絹子社長がパネリスト、パシフィックコンサルタンツの亀井敏裕さんがコーディネーターを務めた。

 パネルディスカッションでは、亀井さんがサーフィン移住への期待感、日向市の強み、促進へのアイデアなどをパネリストに質問。パネリストは、サーフィンのオリンピック種目への採用で国内でもサーフィン人口が増加していることや、観光客増加による経済効果、波の良さや温暖な気候など県外サーファーからの評価などを事例を挙げながら紹介した。

 今後の取り組みとして、サーフィン未経験者を対象とした体験会や観光客向けの体験プログラムの実施、小学校でのサーフィン学習の拡大、移住者への居住や就職、子育て支援の情報提供、サーフィン移住者などを交えた交流会の開催など、さまざまな立場のパネリストから次々と提案が発表された。

 また、パネルディスカッションに先立ち、サーフィン移住を推進するひゅうが住活応援調整会議の事業経過やビーチ移住相談会での成果報告、市内の雇用現状、市の移住政策の状況などの説明もあった。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/