本紙掲載日:2023-03-22
(3面)

骨粗しょう症予防−啓発イベントが始まる

25日まで開かれている旭化成延岡支社による骨粗しょう症予防啓発イベント(延岡市駅前複合施設エンクロス)

旭化成延岡・延岡総務部地域活性化推進グループ

◆25日まで講演会やイベント

 旭化成延岡支社延岡総務部地域活性化推進グループによる骨粗しょう症予防啓発イベント「たべて・うごいて・まなぶ〜きょうからはじめる骨活習慣」が19日から、延岡駅市前複合施設エンクロスで始まった。25日までの期間中、講演会や食と運動の体験イベントなど年代を問わず参加できるプログラムを実施する。

 このうち、初日には長沼レディースクリニック(同市日の出町)院長の長沼康子医師が「骨のことをもっと知ろう!親子で学べる骨の健康のお話」をテーマに講演。また、宮崎大学医学部医療人育成推進センターの舩元太郎医師が「40代で知っておきたい骨の知識」と題して話した。

 長沼院長は骨量が増えていくのは思春期までだと強調し、特に女性はホルモンの影響で閉経後に骨量が急速に減少すると説明。思春期の15〜18歳に食事や運動をおろそかにすると妊娠で「骨がボロボロになることがある」として、若い時期に食事や運動、睡眠を十分取るよう呼び掛けた。

 舩元医師は人体では3〜5年ですべての骨が入れ替わっていて、骨折が治るのはその証拠であることを、動画を交えて開設。男性は60代、女性は40〜50代が「骨の曲がり角」で骨が作られにくくなるため、補強となる十分な栄養摂取や運動を心掛けるようアドバイスした。

 この日はまた、テレビ宮崎アナウンサーのオカファー・エニス豪さんの「青空おはなし会」や、強い骨を作る食事の講座や料理教室なども開催。会場では専用の装置を使った骨密度測定も実施した。

◇25日にはドクターキッザニア

 25日にも子どもが医者や看護師の制服を着て保護者の健康をチェックする「ドクターキッザニア」(事前予約制=全5回で各5組、無料)や、南日本酪農共同マスコットのデーリィ坊とモーモーちゃんによる牛乳クイズと健康体操(午前11時と午後1時からの2回)など、さまざまな体験イベントを計画している。

 旭化成延岡支社は2020年に延岡市と「自分の足で100年歩けるまりづくり」に関する連携協定を締結。骨粗しょう症の予防と早期発見を目指した研究・開発や市民向けイベント開催に力を入れている。

 エンクロスのイベント参加者にはのべおか健康マイレージ50ポイントが付与される。各イベントの申し込みはエンクロス(箟箍20・3900)。ホームページでも受け付ける。

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