本紙掲載日:2023-03-22
(3面)

介護の基本的知識を学ぶ

実技研修でシーツの掛け方を練習する受講生

延岡・西臼杵の18人が研修−座学と実技22時間

◆介護労働安定センター宮崎支部

 介護労働安定センター宮崎支部(永山和加子支部長)は、6〜8日と13日に延岡市本小路の市社会教育センターで「介護に関する入門的研修」を開いた。市内や西臼杵在住者を中心に20〜80代18人が参加。座学と実技の計22時間を通し、基本的知識を学んだ。

 現在介護の仕事に就いていない、介護に関心のある人を対象にした無料講座。在宅介護が推奨される中、全国で同研修が行われており、家族の介護経験がある人や介護中の人、将来に備えて勉強したい人らが参加した。

 このうち8日は、会場にベッドや車いすが用意され、実技研修が行われた。県介護福祉士会の安藤スミ子さんが講師を務め、シーツの掛け方、要介護者の移乗や移動の仕方、口腔(こうくう)ケアの方法等を説明した。

 シーツの掛け方に関する説明で安藤さんは、「私たちの手は汚れているもの。利用者がシーツの上に寝るため、あまりいろいろなところを触らない」「床擦れの元になるため、シワを作らない」など注意を促し、表面に極力手を触れず、かつシワを作らずにシーツを掛けるコツを伝えた。

 受講生はスマートフォンで動画を撮影したり、互いに助言し合ったりと熱心に学んだ。同研修は今年度、今回の延岡・西臼杵を含む県内7地区で開催され、日向入郷地区は2月に行われた。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/