本紙掲載日:2023-03-22
(3面)

G7農相会合4月22、23日

G7宮崎農業大臣会合記念シンポジウムで活動報告する高校生の提言プロジェクトのメンバー

宮崎の農の底力を発信

◆高校生の提言プロジェクト−生徒が途中経過を報告

 G7宮崎農業大臣会合(4月22、23日、宮崎市)の開幕まで残り約1カ月となった20日、宮崎市の宮崎観光ホテルで記念シンポジウムが開かれ、「高校生の提言」プロジェクトに参加する生徒らがこれまでの活動の実施状況を報告した。

 同農相会合協力推進協議会や県などの関係者約150人が出席。河野知事は「食と農の大切さを県民としても見つめ直し、そしてわれわれが持つ食と農の底力を世界に向けて発信をする機会にしていきたい」とあいさつした。

 参加した高校生は公募で選ばれた高千穂、延岡高校など県内14高校の1、2年生20人。各国の代表に対して食や農に関する提言をするため、これまで生産現場での研修や海外の学生との意見交換などを行ってきた。

 20人はこれまでの活動や議論を交わして考えている「つくりたい未来」について、「食に感謝することが当たり前の社会」「農業がかっこいいと思われる社会」「人、国、地球が一つになった格差のない社会」と発表した。

 その上で、「どうすればこれらの未来を実現できるのか、という提言については、現在まとめている段階」とし、「高校生の思いを発信できるよう、残り1カ月、引き続き議論して提言をまとめたい」と誓った。

 この日は、農相会合の関連事業で、稲作文化や米粉の魅力をPRする米粉スイーツレシピコンテストの表彰式も行われ、宮崎農業、日南学園、平成学園マナビヤ宮崎アカデミーがグランプリを獲得した。

 農相会合では、食料の安定供給の確保と農業の持続的な発展についての議論が想定されている。21日の歓迎レセプションと22日の大臣主催夕食会では、本県の食材が提供され、日本の食文化や輸出産品がPRされる予定。

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