本紙掲載日:2023-03-24
(6面)

感謝を込めて演奏−延岡高校吹奏楽部定演

延岡高校吹奏楽部の第32回定期演奏会

 延岡市の県立延岡高校吹奏楽部(大山乃菜部長、15人)の第32回定期演奏会は19日、延岡総合文化センター大ホールであり、1年間の練習成果を披露した。

 卒業生にとってこれから始まる人生の旅への素晴らしい門出となるよう願いを込めて、「マーチ・ワンダフル・ヴォヤージュ」で幕開き。前半はクラシック曲を演奏した。

 後半は雰囲気を変えたエンターテインメントのステージで、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」テーマ曲、演劇部や書道部と共演してのポップス、ゲーム音楽、演歌など趣に富んだ楽曲を披露。演劇部は軽快なダンスで観客の手拍子を誘い、会場を盛り上げた。

 曲中では卒業生らのソロやパートごとに立ち上がって演奏する演出もあり、この1年間の成長ぶりをアピール。プログラム最後も卒業生へのはなむけに「銀河鉄道999」を演奏した。

 指導者で指揮を務めた舟津賢一副顧問は来場者に、さまざまな制約の中で定演が実施できるか不安だったことを報告。「いろんな人のご協力を頂いて何とか開催することができました」と礼を述べた。

 大山部長も「実は1週間ほど前まで、どの曲も通しで演奏するのに苦労し、曲数を減らすことも考えましたが、休憩する間もなく練習しました」と振り返り、予定通りのプログラムで行うことができたことに「達成感でいっぱい。最高の思い出をまた一つ増やすことができました」と、周囲の支援に厚く感謝した。

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