いじめからは逃げていい

自殺対策で企画展−延岡市立図書館

　延岡市立図書館（工藤靖治館長）は、「誰も自殺に追い込まれることのない社会」を目指す「自殺対策強化月間」に合わせて、市の健康長寿課と連携し、企画展「こころ支え合う」を開いている＝写真＝。４月６日まで。

　パネルでは「こころの黄色信号をキャッチしよう」と題して、自身の心の健康度を確認する８項目の問い掛けや、医療機関、保健所などの相談機関を紹介。思春期の子どもの心のＳＯＳに気付き、早期対応することが大切として「みやざきこころの健康ガイド」や「こころの電話帳」といったリーフレットも配布している。

　同館司書が「悩み事を抱え込まないでほしい」と願い、「本を読んで少しでも助けやヒントになれば」と選書したメンタルヘルス関連の本や、いじめからは逃げていいというメッセージが込められた本、自分を大切にするために心を見直す本など約５０冊が展示されている。本はすべて借りることができる。