本紙掲載日:2023-03-25
(8面)

小学生が科学体験

スライム作りに挑戦する参加者ら(延岡高校)

のべたかサイエンスフェスタ

 文科省からスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けている延岡市の県立延岡高校(澁谷好一校長、704人)でこのほど、「のべたかサイエンスフェスタ」があった。市内の小学校1〜3年生やそのきょうだい、保護者ら12組33人が参加、「われないシャボン玉」「ひかるスライム」作りに挑戦し楽しく学んだ。

 同フェスタは、県北地域の科学教育の拠点校として児童や保護者に科学体験や物作りを体験してもらい、科学教育の裾野を広げようと、同校が初めて開いた。

 講師を務めたのは、同校普通科、メディカルサイエンス科の1、2年生でつくるSSH係(古川明子係長、24人)。実験テーマは、クラスごとにプレゼンを行い、SSH係全員の投票で決定したという。

 スライム作りでは、水とホウ酸、蛍光パウダー、洗濯のりを材料に、生徒が児童らを優しく分かりやすく指導。完成すると暗い部屋で光るのを確認、児童らは誇らしげな笑顔を見せていた。

 西小1年生の三森昌宗さんは、母親と妹の菜々子ちゃん(5)と参加。「スライムの材料を混ぜるのが楽しかった。出来上がったスライムは緑色に光り、とてもきれいだった」と感想。

 SSH係の疋田大空副係長は、「生徒たちにとっても初めての機会だった。児童らの実験が成功するよう何度か予行演習を行うなど苦労もあったが、うまくできて良かった。実験や研究、SSHの取り組みを通して意識を高め、物事をよく考え知識を深めていきたい」と話した。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/