本紙掲載日:2023-03-27
(1面)

通常議員総会-日向商工会議所

キャッチフレーズ-宮崎のまひなた日向市

◆「クルスの拠点」形成

 日向商工会議所(三輪純司会頭)の2022年度第2回通常議員総会は23日、日向市上町の日向商工会館であり、23年度の事業計画や収支予算、健康上の理由による清水邦彦専務理事(65)の退任など4議案を承認した。

 総会には議員ら約50人が出席。三輪会頭は、プロ野球の楽天2軍キャンプの実施やサーフィン移住の促進、インフラツーリズムなどの取り組みなどを紹介し、「お倉ケ浜総合公園野球場の改修に係る地元業者の受注拡大、人出不足を解消するUターン調査研究事業、細島港の活用、市内の道路整備など皆さんと力を合わせて取り組んでいきたい」とあいさつ。

 23年度の基本方針は、都市と都市、中山間地と海路を結ぶ「クルスの拠点」の形成。キャッチフレーズを「日本のひなた宮崎県」「宮崎のまひなた日向市」と発表。地域総合経済団体としての役割を果たし、選ばれるまち日向を目指すことを確認した。

 活動方針は、若者や女性が「住んで、働いて、活動したい」と思えるようなレアなまちづくりを推進し、国や県、市に対する政策提言・要望のほか、中小企業・小規模事業者の経営支援、地域資源を生かしたまちづくりの推進、スポーツキャンプ誘致・受け入れの支援、SDGs(持続可能な開発目標)の促進など11項目を挙げた。

 新規事業は、中心市街地の中核施設整備調査事業、ヒューっと日向Uターン大作戦事業、アフターコロナにおける地元商店街のイベント支援事業など。プロ野球などキャンプ誘致推進プロジェクト、サーフィン移住の促進を図る住活推進プロジェクト、日向東臼杵インフラツーリズム支援事業などにも継続して取り組む。

◆75周年パンフレットが完成

 総会の席上、秋田浩二編集委員長(副会頭)が、同商工会議所の設立75周年記念パンフレット(記念誌)の完成を報告した。

 同会議所は1947年に設立され、昨年6月11日に75周年を迎えた。祝賀会や周年記念行事を実施しており、記念誌の発行は、20、50周年に続き3回目。7人の編集委員で作成し、表紙は75周年の数字から商工会館に向けて光が注がれ、周りには日向市の海、山、川、サーフィン、細島港が配置された。

 記念誌は全55ページでA4判のフルカラー。2000部を発行し、会員約1500社をはじめ、関係機関、団体などに4月下旬に配布する予定。

 記念誌には、歴代会頭や事業、施策の内容、同会議所の変遷、商工会館の移転経緯など歴史的資料を掲載。職員が選んだ昭和から令和までのニュースのほか、設立75周年を記念して制定された3色のコーポレートカラーの紹介も収められている。

 秋田編集委員長は、「これまでの歴史を顕彰し、歴史的資料としても利用してもらえれば」などと話した。

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