本紙掲載日:2023-03-27
(7面)

花満開の線路跡を散策

ひのかげ桜ウォーキングに70人

 日之影町の春の風物詩「ひのかげ桜ウォーキング」が26日、旧TR吾味駅を発着点とする鉄道跡地散策コースであった。あいにくの天気にもかかわらず、町内外から家族連れなど約70人が訪れ、ゆったりと季節の花々を楽しんだ。主催は同町森林セラピー推進協議会(会長・佐藤貢町長)。

◇旧吾味駅から往復4・4キロ

 旧吾味駅で出発式を行い、参加者は八戸観音滝まで往復4・4キロの散策コースへ。国指定重要文化財・第三五ケ瀬川橋梁(きょうりょう)を有する線路跡を、町が任命する森林セラピスト「癒(いや)しの森の案内人」のガイドで歩いた。

 鳥のさえずりに耳を澄ませ、その主を推測するグループ、スマホや一眼レフを構えて熱心に〃映え〃を狙う人など楽しみ方もさまざま。「きれいやねー」「匂いはするけ?」などと言葉を交わしながら満開の桜や雄大な自然を堪能した。

 ゴール後には豚汁や桜餅の振る舞い、バスボム作りなどの特設イベントもあった。

 夫妻で参加した児玉寛さん(72)=宮崎市=は「4、5年ほど前からずっと参加したいと思っていました。天気は惜しかったですが、桜のタイミングはベスト。すごくきれいでした」と笑顔。

 佐藤町長は、コロナ禍による2020、21年の中止や昨年の縮小開催の経緯に触れつつ「ようやく新型コロナウイルスも落ち着いてきたところ。豊かな自然を肌で感じ、英気を養ってください」と呼び掛けていた。

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