本紙掲載日:2023-03-27
(8面)

北川小に環境図書を贈呈

北川ダム湖環境整備推進協議会から贈呈された環境図書を手にする児童ら

北川ダム湖環境整備推進協議会

 延岡市と大分県、佐伯市、流域漁協などで組織する北川ダム湖環境整備推進協議会(会長・田中利明佐伯市長)は20日、延岡市立北川小学校(大陽子校長、102人)へ、環境に関する図書34冊を贈った。

 北川の自然環境に合わせた川や里山のさまざまな生き物、地球環境問題について学べる7種類の図書を厳選。いずれも写真やイラストがふんだんに使用されていて、幅広い学年の児童が楽しみながら知識を深められる内容になっている。

 北川小は同協議会主催の「北川ダム湖上中流交流事業」で毎年2回、佐伯市宇目緑豊小と交互に交流。宇目での北川ダム見学や藤河内渓谷の散策、北川での水生生物調査や魚のつかみ取りといった自然体験学習などを続けている。

 また、学年ごとに年間を通して、北川流域の自然災害や霞堤(かすみてい)、自然環境、生き物、伝統の漁、文化などについて学習。SDGs(持続可能な開発目標)への学びも深めている。

 環境図書は2020年度に続き北川小と緑豊小両校への贈呈となり、北川小を訪れた北川総合支所の岩瀬浩二支所長は「ぜひ、これらの書籍を手に取っていただき、自然の豊かさや素晴らしさ、そして地球規模で取り組んでいるSDGsについても学んでもらえれば」と希望した。

 児童を代表して図書を受け取った西ケ野七青(ななせ)さんと盒鏡我董覆呂襪函砲気鵑蓮◆崋分たちにできることをたくさんして、みんなにきれいな北川を届けていきたい」「生き物が好きなので、ほかにもどんな生き物がいるのか知りたい」と喜んだ。

 同校ではSDGs関連の本に特化した第2図書室を設置して、贈呈された書籍も蔵書する予定で、今後は総合的な学習の時間や調べ学習に活用することにしている。

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