延岡スクール１６人が卒業

保育士や幼稚園教諭を養成小田原短期大学

　小田原短期大学延岡スクール（延岡市栄町）の２０２２年度卒業式は２６日、カルチャープラザのべおかハーモニーホールであり、１６人の門出を祝った。

　同校は神奈川県小田原市に本校を置く小田原短大（吉田眞理学長）の保育学科通信教育課程。不足する保育士や幼稚園教諭の養成、確保を目的に、延岡市が同短大を運営する三幸学園と協定を結び、２０２０年１０月に開校した。

　取得可能な資格は幼稚園教諭二種や社会福祉士主事など４種類。卒業生は２１年４月に入学し、テキストやインターネットの通信教育、通学して講義を受けるスクーリングを組み合わせた学習を通して各種試験、教育実習などに挑んできた。

　式には卒業生のうち１０人が出席し、代表して田口陽奈子さんに学校職員が学位を伝達授与。吉田学長からのビデオメッセージや読谷山洋司市長らの来賓祝辞に続き、卒業生代表の谷口香衣さんが「今後大きな壁にぶつかったとしても、この小田原短期大学で得た学び、誇りを人生の糧とし、まい進し続けたいと思います」と誓った。