本紙掲載日:2023-03-28
(3面)

「ひなたWOMAN」(105)

JLPGAティーチングプロ(延岡市)・森満絢香さん

◆競技人口を増やしたい

 1月1日付で日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のティーチングプロA級を取得。実技審査や筆記・面接試験、講習会と続く難関だが、コロナ禍での1年の空白期間を除き、最短の3年で合格した。

 「チャレンジは宮崎公立大3年生のときです。受かればプロとして試合に出られることも魅力でした。厳しかったのは教本の丸暗記。完ぺきに覚えなければならず、大変でした」

 現在はファーツリー・カントリークラブ(下伊形町)を拠点に活動。通常のレッスンに加え、ジュニア育成のサーキットも実施。ユーチューブチャンネルによる動画も配信する。

 「レッスン時に心掛けているのは褒めること。『先生、よくなったよ。ありがとう』と言ってもらえるのが何よりの励みです。人とのつながりがめちゃくちゃ増えたことも大きな財産です」

 東小5年から父と一緒にゴルフを始め、延岡中時代は自宅車庫で毎日300〜400球を打ち込んだ。名門の日章学園高に進み、団体で九州大会連覇、九州アマ大会準優勝と活躍。公立大でも国体出場など実績を積んだ。

 「父はビデオカメラを手に練習に付き添ってくれました。大会となれば母と弟も応援に駆け付けてくれ、家族のサポートに感謝です」

 現役プロとしての練習も怠らない。来季の本戦を目指し、秋頃に複数の予選会出場を予定するという。ゴルフ漬けの毎日の中で、「自己投資と思って30歳まではやれることをやる」がモットー。

 「宮崎はゴルフ天国と言われる割には、一度もクラブを握ったことがない子どもが多すぎるのが実感です。無料の体験会や小学校を回りながら、私がそうだったように自らの意思でゴルフを始める子どもたちを増やしていきたいですね」

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