本紙掲載日:2023-03-28
(7面)

県天然記念物・しだれ桜が見頃−浄専寺

見頃を迎えた浄専寺のしだれ桜(27日)

樹齢300年、ライトアップも−五ケ瀬町

 五ケ瀬町三ケ所の浄専寺(寺本俊文住職)で、樹齢約300年のしだれ桜が見頃を迎えている。

 幹回り2・5メートル、樹高15メートルほど。第9代住職・戒肇(かいちょう)師が江戸時代、本山参りの折に京都祇園から苗木を持ち帰ったとされ、子や孫に当たる木が町内に300本以上存在する。

 樹姿に優れ、美しい淡紅色の花を咲かせることから、1965年に県の天然記念物に指定。境内には例年、このしだれ桜を一目見ようと大勢が訪れる。恒例のライトアップは4月2日まで、日没から午後8時に実施。甘茶でのもてなしも2年ぶりに再開する。

 寺本住職(59)によると、今年の開花は昨年より5日ほど早く、花も多い印象。今週いっぱいが見頃になりそうといい「老木が精いっぱい花咲かせる姿に元気をもらってほしい」と話していた。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/