本紙掲載日:2023-03-29
(8面)

相撲の魅力を体感−五ケ瀬町

国民スポーツ大会に向けて体験教室

 西臼杵郡相撲連盟の相撲体験教室「やってみよう!すもう!」が25日、五ケ瀬町総合公園Gパーク五ケ瀬ドームであった。高千穂、日之影、五ケ瀬町の幼児から成人まで21人が参加。姿勢改善、けが防止といったさまざまな効果が期待できる国技の魅力を楽しく教わった。

 五ケ瀬町は、2027年国民スポーツ大会相撲競技の開催予定地となっている。体験教室は、大会に向けた機運や相撲への関心を高めてもらおうと初開催。県立高千穂高校相撲部の顧問で国体21年連続出場中の堀慎太郎さん(44)らが訪れ、指導に当たった。

 参加者は、運動着の上からまわしを模した〃相撲パンツ〃を着用。準備体操や鬼ごっこで体を温めた後、四股やすり足などの基本動作を学んだ。はじめは恐る恐る取り組んでいた子どもたちの表情も次第に和らぎ、土俵マットで行われた立ち合いの実践に満面の笑顔で臨む姿も多く見られた。

 相撲を習っているという亀井太士朗さん(10)=高千穂町三田井=は「体験教室に参加するのは初めて。普段取れない人たちと相撲が取れたので楽しかったし、これからも相撲を頑張っていきたい」とにっこり。

 堀さんは「予想以上に参加者が多くて驚いた。子どもたちの反応を知ることはこちらにとっても勉強になりますし、今日参加してくれた人の中から4年後の国民スポーツ大会に出場する選手が出てきてくれたらうれしい」とほほ笑んでいた。

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