本紙掲載日:2023-03-30
(2面)

授業研修の充実へ連携

連携協定を結んだ澤野幸司教育長と教育環境デザイン研究所の小原代表理事(左)と白水始理事(右)

延岡市と教育環境デザイン研究所

 延岡市教育委員会は29日、一般社団法人教育環境デザイン研究所(横浜市、小原聡代表理事)と「延岡市における授業改善に関する連携協定」を締結した。小中学校や義務教育学校で、授業に関する研修の充実を図ることなどを目指す。

 同研究所は、対話を通じて理解を深める「協調学習」を土台に、教職員を対象にした研修や、全国の教職員が授業に対して助言や質問ができるネットワークの提供などを行っている。

 同市では一昨年から、同市教育研究所で協調学習の研修を実施。今回、教員の協調学習の実践をさらに広めるため、地域の学力向上に寄与する調査・研究に関すること▽地域の人材育成に関すること▽知的資源・人的資源および物的資源の相互活用に関すること―について協定を結んだ。

 澤野幸司教育長は「先生方にとって、子どもたちにいい授業を提供することは教員としての喜びの一つだということを共有させていただいている研究所とのつながりは、われわれの目指している『自他の幸せのために学び行動する子どもの育成』につながっていくことだと考えている。協定を機にさらに延岡市の子どもたちの学びが深まるような授業が展開できれば」と期待した。

 来年度は市内の小学校にモデル校を設置し、研修などを予定。若い教員の育成も目指す。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/