本紙掲載日:2023-03-30
(2面)

小型ポンプ積載車を更新

更新された消防団車両の「小型動力ポンプ付き積載車」
延岡市消防本部で行われた配備式

消防団10カ部に配備−延岡市

◆安全機能など搭載

 延岡市は2022年度、市内10カ所の部で、消防団車両の「小型動力ポンプ付き積載車」を更新した。配備式は23日に市消防本部で執り行われ、各消防団へ配備書が交付された。

 市は消防団車両整備事業に基づき、毎年度、消防団車両を5台ずつ更新している。21年度は車両のモデルチェンジに伴って更新が先送りとなったため、今年度は繰り越し分も含めて10台をリニューアルすることになった。

 今回は東海第1分団第8部(大武町)、南方第2分団第50部(細見町)、土々呂分団第36部(土々呂町)、北方第1分団第15部(蔵田)、北方第2分団第2部(笠下)、北方第3分団第5部(椎畑)、北川第2分団第4部(八戸)、北川第2分団第12部(白石)、北川第3分団第9部(俵野)、北川第3分団第10部(家田)の車両を更新。式典では読谷山洋司市長が、南方第2分団第50部の酒井哲己部長に配備書を手渡し、「市民の命や暮らしを守るため、車両を存分に活用して、日ごろの訓練の成果を発揮してほしい」と期待した。

 これを受け、大武町2区の志田豊司区長は「今後も地元消防団とさらに連携を深め、団員が活動しやすい環境づくりに努めていく」と謝辞。北川第3分団第10部の田島雄一郎部長は「郷土愛護の精神に基づき、さらに団結して消防活動にまい進することを誓う」と決意表明した。

 モデルチェンジした最新の小型動力ポンプ付き積載車は以前より車高が低く、団員が乗り降りしやすい設計。後輪はダブルタイヤで、より安定して多くの積載物を搬送できるようになっている。また、衝突を抑制する安全機能なども新たに追加。合計8965万円をかけて更新した。

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