本紙掲載日:2023-03-31
(2面)

地方の学校現場を肌で

東京学芸大生、旭小で就業体験

 東京学芸大学の学生2人によるインターンシップ(就業体験)が10日までの2週間、延岡市立旭小学校(眇晃一校長、424人)であった。同大は、教育・子育てに関する取り組みを推進するため、2019年に同市、市教委と連携協定を結んでいる。インターンシップはその一環で3回目。授業補助などを通し、地方の学校現場を体感した。

 インターンシップを行ったのは、同大3年の今村稀美さん(21)と2年の上條奈央さん(20)。地方の教育現場を知ることなどを目的に、コロナ禍で中止があったが、大学の長期の休みに合わせ、年2回計画している。

 2人はそれぞれ、同校の5年生と3年生の学級に入り、授業中の児童のサポートや宿題の丸付け、インターンシップをコーディネートした延岡こども未来創造機構の業務補助などを行った。

 8日には、今村さんが、新聞紙を使って自由に表現することを楽しむ「5年2組だけのしんぶんしワールドをつくろう」と題した授業を実施。児童は、新聞紙でボールを作ってバレーボールをしたり、自らがきのこになったり、的当てゲームを作ったりと、自由な発想で造形遊びを思う存分楽しんでいた。

 今村さんは「素直で元気でチャレンジしてみようと気負いせずに挑戦できる子が多かった。授業中も素直で、楽しそうにしてくれた」と笑顔。

 昨年9月に続く2回目だった上條さんは、前回と同じ学級を担当。「ちょっとしたきっかけで子どもが変化すると実感し、驚いた」と振り返り、「観察したことを生かし、子どもに合った教え方、接し方を深めたい」と意気込んでいた。

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