本紙掲載日:2023-04-01
(2面)

門川町教育長・新原氏が退任

笑顔で花束を受け取る新原とも子氏

12年3カ月「楽しかった」

 門川町教育長を12年3カ月務めた新原とも子氏(70)の退任式が31日、町役場であり、町職員から贈られた花束を笑顔で受け取った。

 新原氏は新規採用職員として1982年4月、門川小学校に着任し、その後、同校から分離した五十鈴小学校に着任。児湯教育事務所所長、宮崎小学校校長などを歴任し、2011年1月から町教育長を務めてきた。

 門川小学校と草川小学校の屋上に津波一時避難所を設置したり、下校時一斉避難訓練に取り組んだりするなど防災対策に力を入れたほか、「かどがわ『教育の絆』推進懇話会」の設立や町内一斉ラジオ体操、コミュニティ・スクール(学校運営協議会)の導入にも取り組んだ。

 山室浩二町長は「残された財産は数え切れない。新原氏がまいた『教育』という名の種が、そう遠くない将来、町内さまざまな時と場所で色鮮やかな花を咲かせると信じている」と感謝した。

 新原氏は、この12年3カ月を「一言で表現すると『楽しかった』」と振り返り、これまでの協力に感謝。改めてチームで仕事をする大切さを伝え、最後は「皆さん、お元気で」とはつらつと締めくくった。

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/