本紙掲載日:2023-04-03
(3面)

花見サンデーにぎわう

4年ぶりに一般開放された旭化成東海地区工場の桜並木(延岡市水尻町)
花見客でにぎわった延岡市の城山公園(2日正午ごろ)

旭化成東海地区工場−4年ぶりの観桜会

◆城山公園も家族連れが満喫

 穏やかな陽気に包まれた2日、県北各地の桜の名所は多くの花見客でにぎわった。延岡市水尻町の旭化成東海地区工場では4年ぶりに観桜会が開催され、来場者が桜並木の散策を楽しんだ。

 延岡市の城山公園は、昨年まで新型コロナウイルス感染拡大防止のため自粛が求められていた飲食を伴う花見が〃解禁〃となり、きのうは二の丸広場や本丸を中心に、二階櫓(やぐら)跡、牧水歌碑前広場などまで大人数のグループや家族、友人連れと多くの人がシートの上に弁当を広げながら、のんびりとした休日を満喫していた。

 10人以上の仲間と連れ立って市内から訪れたという60代男性は「この3、4年はコロナでこうした集まりは一切できなかったので、きょうは本当に楽しい。桜もまだ咲き残ってくれて、いい日和になりました」と、笑顔で酌み交わしていた。

 旭化成東海地区工場の観桜会も新型コロナの影響で中止が続き、4年ぶりに再開。1日限り一般開放された工場には、朝から観賞客がほぼ途切れなく訪れた。

 同工場は1932(昭和7)年の創業当時から緑化に向けてソメイヨシノを植樹。敷地内の作業道は約700本の桜並木になっており、58年から地域活動の一環として開花時期に一般開放している。

 おおむね満開から散り始めを迎えており、訪れた人たちは春風に舞う花吹雪に感嘆の声を上げながらゆっくりと散策。市内から3人の子どもと来場した女性(40)は「久しぶりに来ることができましたが本当にきれいですね。今後もぜひ続けて開いてもらえれば」と期待していた。

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