本紙掲載日:2023-04-03
(2面)

消防団協力事業所−3事業所の認定更新

「消防団協力事業所」の表示証を手にする認定事業所の代表者と延岡市消防本部、市消防団の関係者

JA延岡などへ表示証を交付−延岡市

 延岡市消防団協力事業所の表示認定証交付式は3月20日、市消防本部であった。市内の9認定事業所のうち、2年ごとの更新を迎えた3事業所に対し、永谷正男消防長が表示証を交付。消防団員が活動しやすい環境整備などさらなる協力を求めた。

 認定が更新されたのは、延岡農業協同組合(川原崎町)と旭有機材(中の瀬町)、日本郵便延岡郵便局(南町)。式にはJA延岡総務課長の森山純さん(49)、旭有機材環境安全課の太田光彦さん(61)、延岡郵便局総務部長の磯野龍一さん(47)が出席し、永谷消防長から表示証を受け取った。

 永谷消防長はあいさつの中で、全国の消防団員数が2022年4月1日現在、78万人弱と危機的状況にあることや、市内の団員の8割が被雇用者、いわゆるサラリーマン団員であることなどについて触れ、「団の加入促進や、活動環境の整備には企業の理解が不可欠。今後とも消防団員が活動しやすい環境づくりに努めてほしい」と呼び掛けた。

 表示証を受け取った森山さんは「277人いる職員のうち41人が消防団員。『延岡の農業、人、未来のために考動する』というJA延岡の経営理念に、消防団活動も通ずるところがある。勤務中の現場直行の奨励や社内での表彰など、今後も市内の安全のため、団活動を積極的にサポートしていきたい」と力を込めた。

 消防団協力事業所表示制度は、消防団活動に協力的な市内の企業を社会的に評価し、応援しようと2008年度から導入している。表示証には、消防団と事業所の協力関係を表現したハート型のマークがプリントされており、2年の更新期間に合わせて交付している。

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/