本紙掲載日:2023-04-03
(7面)

新生「美郷BC」が頂点

全日本学童軟式野球大会日向支部予選

 高円宮賜杯第43回全日本学童軟式野球大会の日向支部予選会は1、2日、日向市大王谷球場で行われた。決勝は美郷ベースボールクラブ(BC)が8―2で大王谷ファイターズを下し、頂点に立った。美郷は日向支部代表として5月27、28日に串間支部などで行われる県大会に初出場する。
日向支部予選には日向市、門川町、美郷町から7チームが出場しトーナメントで競った。

 優勝した美郷BCは、昨季まで美郷南BCとして活動。これまで美郷町南郷地域の児童のみだったが、今季から北郷地域のメンバーが加入し、改名した。

 初戦はF・Tホーミーズに3―2で逆転勝利すると、準決勝の日向ベアーズ戦は10―8の接戦を制して決勝へ進んだ。

 決勝は初回、新5年生の4番吉永龍ノ介の右前適時打などで4点を先制した。4―2で迎えた四回、1死満塁の好機で再び吉永。右中間に三塁打を放ち一挙3点、さらに黒木あいらの右中間適時打で追加した。投げては前田隼希、上村璃空の継投で2点に抑えた。

 前身の美郷南の発足から8年目で初の県大会出場。発足時からコーチとして携わってきた中森哲也監督は「感無量」と涙目。この日が11歳の誕生日だった吉永は5打点の活躍に「最高。めっちゃうれしい」と笑顔で振り返った。

 主将の中森瑛介は「とても勇敢なチーム。県大会でも協力し合って優勝したい」と意気込んだ。

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