本紙掲載日:2023-04-04
(7面)

高齢者施設訪問630回以上

千鳥会の解散式に出席した会員と元会員

2007年に発足千鳥会が解散

 延岡市内外の高齢者施設の訪問活動をしているボランティア団体「千鳥会」(田中菊生会長)は、会員の高齢化を理由に3月末で解散した。同月25日には同市北小路の源太で解散式を開き、同会の関係者が和やかな時間を過ごした。

 田中会長(78)が大人を対象にしたボランティアをしたいと2007年に発足させた。市内を中心に、川南町や大分県佐伯市などの高齢者施設に出向き、これまで630回以上の訪問活動を行ってきた。施設では会員が歌や舞踊、フラダンスなどを披露し、利用者から喜ばれてきた。13年にはこの功績をたたえ、第40回夕刊デイリー明るい社会賞を受賞した。しかし、新型コロナウイルスの影響により3年間活動の自粛を余儀なくされ、その間に会員の高齢化が進んだことから同会の解散を決めたという。

 解散式には会員と元会員の約20人が出席。田中会長はこれまでの活動を振り返り「施設からどうしても来てほしいとの声があれば行く。その時はよろしくお願いします」とあいさつ。その後、網中太副会長(84)の音頭で乾杯。和やかに食事をしながら会員がステージで歌や舞踊を披露し、同会最後の活動を締めくくった。

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