本紙掲載日:2023-04-05
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双方向型サービス提供を開始−延岡市

市役所1階に設置された専用パソコンでは「のべおかeマップ」が閲覧できる

公開型地理情報システム「eマップ」

◆市民が情報を提供「のべレポ」

 延岡市は公開型地理情報システム「のべおかeマップ」と、位置情報と写真付きで市に情報提供できる「延岡市民レポート(のべレポ)」の運用を開始した。市民への情報公開、市民からの情報提供を受けることができるなど、双方向型のサービス。国のデジタル田園都市国家構想推進交付金を活用し「安心と温(ぬく)もりの市民参加型GISクラウドサービス構築事業」で構築した。

 GISとは位置に関する情報を持ったデータを視覚的に表示し、情報を重ね合わせて、情報の関係性を見たり、分析できたりするシステム。インターネットを通じて行政情報や暮らしの情報を市民に提供する。

 「のべおかeマップ」は、地図上に公共施設や相談窓口、医療機関、AED設置場所などの暮らしの情報、災害別ハザードマップ等を掲載。また、地図上に直接マークを入れたりすることも可能で、自治会や学校などで独自の地図を作り、地域の防災訓練や学校の地域学習などに役立てることができる。

 インターネットでアクセスできるため、いつでもどこでも閲覧可能。これまで都市計画区域か、用途地域かどうかを確認することで利用者が多かった「都市計画情報」も掲載されており、市が実現を目指す「行かない市役所」にもつながると期待される。

 「延岡市民レポート」は、市民が道路やガードレール、側溝などの損傷、街灯球切れ、遊具の破損等、異常を見つけた際、スマートフォンやタブレットなどから写真や位置情報を添付し、市の担当課に通報することができる仕組み。

 投稿の項目は、公園の遊具、照明、草、樹木などの異常▽市のすてきなところ▽道路の穴ぽこ▽カーブミラーの補修や調整▽ガードレールの損傷▽側溝の損傷▽街灯の球切れ。

 破損などの異常のほか、景色なども含め、延岡のいいところも投稿できる。

 ともに市の公式LINEの基本メニュー、市のホームページからアクセスできる。のべおかeマップについては、1階の階段そばと4階の都市計画課カウンターにも専用のパソコンを設置しており、閲覧できる。

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