本紙掲載日:2023-04-07
(2面)

スーパーティーチャーに20人

委嘱状を受ける北川中学校の甲斐日美子教諭(5日、県防災庁舎)

県北から3人・優れた教育実践力を普及

◆県教委が委嘱

 県教委は5日、県内の小中高校、特別支援学校の教諭20人に2023年度スーパーティーチャーを委嘱した。県北からは延岡市立北川中学校の甲斐日美子教諭(52)が初めて、南小学校の宇戸田貢教諭(44)が3年連続、旭小学校の長谷寛子教諭(47)が2年連続で委嘱を受けた。

 県独自のスーパーティーチャー制度は、優れた教育実践力を持つ教師を委嘱し、専門的な知識や経験を生かし、実践を通した指導助言に当たるとともに、その実践や指導技術などを普及させることを目的に2006年度から試行、09年度から本格実施している。

 委嘱を受けた20人のうち、宇戸田教諭(道徳科)と長谷教諭(外国語活動・外国語科)を含む18人は再任、甲斐教諭(国語科)ら2人は新任。内訳は小学校11人、中学校5人、県立高校3人、特別支援学校1人。

 委嘱状交付式は宮崎市の県防災庁舎であり、19人のスーパーティーチャーが出席。一人一人に委嘱状を手渡した黒木淳一郎教育長は「これからも子どもたちにたくさんの『はてなの時間』をつくっていただき、子どもたちの成長を支援してほしい」と激励。その後、全員がそれぞれ抱負を述べた。

 甲斐教諭は「研修で学んだ多くのことを還元したい。子どもだけでなく、先生も楽しいと思える授業づくりを手伝いたい」、長谷教諭は「外国語の楽しさはもちろん、教師の魅力なども伝えたい。学び続ける姿勢を忘れずに子どもと成長したい」、宇戸田教諭は「仕事だけでない、プライベートの楽しさも授業に出てくると思うので、そういう大事さも伝えていきたい」と話していた。

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