医療専門課程、最後の入学生

３７人が第一歩−延岡看護専門学校

　延岡看護専門学校（野田寛校長、延岡市出北）の入学式が７日、延岡総合文化センターであり、准看護師３７人が看護師を目指す医療専門課程（３年間）の第一歩を踏み出した。

　同校は准看護師育成の医療高等課程を３月末で終了し、２０２６年度には全日制３年課程のレギュラーコース（看護師養成）に移行予定。来春から全日制での学生募集に切り替えるため、夜間定時制の医療専門課程としては今年が最後の入学生となった。

　式では新入生が一人ずつ紹介され、野田校長が全員の入学を許可。新入生を代表して上杉彩さんが、「看護学生としての自覚と誇りを持ち、校則を守り、謙虚に自分を戒め、固い決意を持って勉学の道にまい進します」と誓いの言葉を述べた。

　野田校長は「看護のプロフェッショナルとなる夢を実現するため、何かを犠牲にしながら困難を乗り越えてください」と激励。学校を運営する市医師会の佐藤信博会長も「人間性豊かな立派な人間に成長してください」とエールを送った。

　最後に在校生を代表し、長友晴美さんが「同じ看護師という志を持つ仲間として、ともに励まし合い乗り越えていきましょう」と歓迎。新入生の片伯部ひなたさん（２０）は「患者さんやご家族に寄り添い苦しみや喜びを共感できる看護師になれるよう、働きながら経験を積んで学んでいきたいと思います」とすがすがしい表情で語った。