本紙掲載日:2023-04-08
(8面)

地域の繁栄願い御陵祭

俵野文化財顕彰会−神楽、太鼓演奏を奉納

 神話に登場するニニギノミコトの御陵と伝わる延岡市北川町俵野の北川陵墓参考地で3日、御陵祭があり、地域の人や市職員らが地域の繁栄や健康などを願った。主催は俵野文化財顕彰会(岩田数馬会長)。

 神事で、地元の天神社の井本盛実宮司が祝詞を奏上し、参列者が1人ずつ祭壇に玉串をささげた。続けて、桜の花びらが舞う中、川坂神楽保存会(廣瀬和男会長)が「鎮守の舞」「幣の手舞」「三番荒神の舞」を奉納。来賓の本部仁俊市議会議長は「神話の聖地、そして出会いの聖地であるこの地を全国にPRしていきたい」とあいさつした。

 また、和太鼓道場の巴(ともえ)塾(玉井秀樹代表)による「こども太鼓」もあり、小学5年生から高校1年生までの生徒8人が勇ましく和太鼓を打ち、力強い音を響かせた。

 御陵祭は神武天皇の命日である4月3日に毎年開催しており、数百年にもわたり地元の人らによって継承されている。岩田会長は「無事に終わってホッとしている。神武天皇も喜んでいると思う。コロナが収束し、災害や事故がなく安泰であるよう願った」と話していた。

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