本紙掲載日:2023-04-11
(3面)

加工用タケノコ出荷開始

初日から活気づいた加工用タケノコの集荷作業(7日、延岡市平田町)

品質良く、これから量も−JA延岡

 JA延岡(楠田富雄組合長)管内で加工用タケノコの出荷が7日から始まった。初日は南方地区が2557キロ、北方地区から611キロが持ち込まれ、JA延岡たけのこ部会(小野昭治会長)の会員と職員らが作業に追われた。出荷は今月末まで、火曜日と金曜日の週2回で行われ、大分県内の加工業者に送られる。
 
 南方地区の集荷は平田町の農機具センターであり、昼すぎからタケノコを満載した軽トラックが続々と到着。JAの担当者が、コンテナにぎっしりと詰め込まれたタケノコを専用の計量器で計り、S(12センチ以上)、M(24センチ以上)、L(33センチ以上)、規格外の4段階に選別していった。

 計量と選別が終わると、集まった人たちは互いに声を掛け合い、協力しながら丈夫な金属製のコンテナに移し替え。それぞれに持ち込んだタケノコの出来具合や自分の竹林の様子など話しながら作業をしていた。

 父親の代からのタケノコ農家という、行縢町の松田房雄さん(71)は「今季は昨夏の台風で親竹の倒伏が多かったことに加え、1月に寒波の影響を受けた。品質は良いけれども、私の所は去年より少なくなりそうです」と話した。

 農産園芸課の山内智弘さん(28)によると、全体的な品質は良く「遅れてはいますが、初日としてはまずまずの量。これからたくさん出てくると思います」と期待を寄せていた。JA延岡の選果場などでは、加工用のほか、月曜日には「延岡メンマ」用のタケノコも集荷する。

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