本紙掲載日:2023-04-11
(7面)

九州最後の秘境で山開き

袖ダキでのぼるくんと一緒に記念写真に収まる登山客や山開き実行委のメンバー(実行委提供)

アケボノツツジも歓迎−大崩山

 「九州最後の秘境」といわれる延岡市の大崩山(標高1644メートル)で9日、今シーズンの山開きがあった。ほころび始めたアケボノツツジが、県内外から訪れた登山客を歓迎した。

 NPO法人ひむか感動体験ワールド(ノベスタ)などでつくる実行委員会(代表=中原史貴代表さん)が主催し、スタッフを含む25人が北川町上祝子の登山口から景勝地「袖ダキ」を目指した。

 この日は真っ青な空が広がる絶好の登山日和。参加者は袖ダキから望む岩峰の雄大な眺めを堪能した後、「のぼりざるフェスタ」のマスコットキャラクター「のぼるくん」との写真撮影を楽しんでいた。

 大崩山は宮崎、大分両県にまたがる祖母・傾・大崩ユネスコエコパークの核心地域。今年はアケボノツツジの開花が例年より早いという。ノベスタの成崎聡事業部長は「大崩山は険しく、道迷いも多い。初めての人は経験者やガイドと一緒に登ってほしい」と話していた。

 前日には祝子川温泉美人の湯で安全祈願祭があった。

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