本紙掲載日:2023-04-11
(7面)

金堂ケ池で初の探鳥会−日本野鳥の会県支部

双眼鏡などで野鳥の姿を探す参加者(金堂ケ池のロータリーの森)

渡り鳥が出迎え・延岡

 日本野鳥の会県支部の定例探鳥会が9日、延岡市西階町の金堂ケ池であった。会員ら10人が参加、渡りの時期を迎えた冬鳥など18種類を確認した。

 探鳥会は1970年から同市の城山公園で開いていた。しかし、樹木伐採などの影響で野鳥の数、種類が減少したため、今月から会場を変更した。

 池を囲む丘陵地にある「ロータリーの森」では、初めての探鳥会を歓迎するように冬鳥のシロハラ(ツグミ科)がすぐ近くまで来たり、留鳥のイカル(アトリ科)が「キーコーキー」と美しい鳴き声を響かせたりした。参加者は双眼鏡や望遠レンズで野鳥の姿を探し、歌うようなさえずりに耳を澄ましていた。

 野鳥の会会員の永田敏治さん(72)は「金堂ケ池は観察しやすく、気持ちがいい。ぜひ大勢の人に参加してほしい」と話していた。定例探鳥会は毎月第2日曜日。来月は14日午前7時から金堂ケ池を巡り、その後は行縢山に移動して夏鳥の姿を探す。

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