本紙掲載日:2023-04-13
(7面)

特別御朱印を制作−みよこみよこさんデザイン

今山大師−14日から数量限定で頒布

 14日開幕する延岡今山大師祭に合わせ、今山大師(野中玄雄住職)は、昨年に続いて特別御朱印を制作した。14日から数量限定で頒布される。

 台紙と朱印のデザインを手掛けたのは、延岡市在住のイラストレーター・みよこみよこさん(49)。今年の祭りのテーマ「ご誕生1250年平和の光お大師さん」にちなみ、幼少期のお大師さんである稚児大師をモチーフにした。

 節目の年を祝おうと、台紙は見開き1ページ。弘法大師の両親が「インドのお坊さんが紫色に輝く雲に乗り、母親の懐に入る」夢を同時に見て弘法大師が誕生した―言い伝えから、美しい紫色の雲を複数描いた。

 また、楽器の演奏などをしているのは天女。弘法大師が7歳の時、近くの捨身ガ嶽(しゃしんがだけ)に登って「私は大きくなったら世の中の困っている人をお救いしたい。私にその力があるならば命永らえさせて」と仏に祈り、谷底めがけて飛び降りた。すると美しい音楽とともに天女が現れ、しっかりと受け止めた―伝説から、イメージした世界という。

 幼い頃から聡明(そうめい)だった弘法大師はその後、一層勉学に励み、唐で学んだ密教を日本に広めた。「生誕1250年のお祝いと、心の豊かさなど導いてくれた仏教伝来への感謝も込め、楽しく明るく伝わればと思いました」とみよこさん。

 「子どもの頃の弘法大師の姿を拝むことで子どもたちが親しみ、すくすく元気に、仲良く、いい人生を歩んでいってほしいです」と話した。御朱印は1枚千円。なくなり次第終了する。

◇LINEスタンプ−延岡弁のこだいっちゃん・照山会

 今山大師慶賛会青年部の照山会(野中健雄会長)は、無料通信アプリLINEのスタンプ「癒(いや)しのこだいっちゃん☆延岡弁ver.」を制作した。2020年に続く第2弾。野中会長は「知ってもらうことや郷土愛を育むこと、延岡出身で延岡を離れた人が延岡弁に触れ、懐かしく故郷を思い出すきっかけになれば」と期待している。

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/