信頼される建設技術者に

県産業開発青年隊、３９人が入隊

　若手建設技術者を養成する県産業開発青年隊の２０２３年度入隊式は１１日、宮崎市清武町の県建設技術センターであり、１８〜２６歳の入隊生３９人（男性３７人、女性２人）が、地域社会に信頼される建設技術者になることを誓った。

　今年度は基礎を学ぶ施工管理課程に３５人、同課程の修了者らが専門知識を身に付ける専攻課程に４人が入隊。このうち県北からは両課程に合わせて、延岡、日向市と高千穂町から１５人が入隊した。

　式では、隊旗の授与や知事のあいさつなどに続き、代表で施工管理課程の西尾正輝さん（２７）＝日向市＝が「技術向上と資格取得にまい進したい」と宣誓。「必要な知識と資格を習得し、立派な技術者になりたい」と抱負を述べた。

　隊員は来年２月までの約１１カ月間、ＩＣＴ（情報通信技術）活用に関する講義をはじめ、座学と実技合わせて約１８００時間のカリキュラムを履修する。修了後、企業からの派遣隊員２７人は所属先に戻り、それ以外は建設業関連の企業に就職するという。