新入学児童へ−標識デザイン定規

県トラック協会県北支部

◆交通安全教育に役立てて

　新入学児童の交通安全教育、事故防止などに役立ててもらおうと、県トラック協会県北支部（和田憲明支部長）は５日、交通標識などがデザインされた定規５４０本を日向市教育委員会に贈った。

　県トラック協会（牧田信良会長）の交通安全・事故防止対策事業の一環で、３０年以上前から毎年、県内すべての新入学児童に贈呈。今年度は県全体で約１万本を贈った。

　定規の長さは２０センチ。「おうだんほどう」「いちじていし」などの交通標識が平仮名で描かれているほか、「こうつうルールをまもろう」という呼び掛けとともに、信号機の色の説明などが記されている。

　贈呈式は市役所であり、和田支部長が今村卓也市教育長に目録などを手渡した後、「新入学児童に交通ルールへの興味を持ってもらい、学校や家庭でも話題にして交通安全に役立ててほしい」とあいさつ。

　今村教育長は、今年度は市内１３小学校に４８３人が入学することを紹介し、「安全で安心な学校生活を送るのは保護者、私たちの大きな願い。子どもたちの交通事故の未然防止につなげたい」と感謝した。

　市によると、贈呈された定規は、１２日にある市内小学校の入学式で新入学児に配布予定という。また、同支部は６日、延岡市にも同じ定規１０３０本を贈った。