本紙掲載日:2023-04-13
(9面)

「生徒の活動をサポートしたい」

全国高体連柔道専門部副部長に就いた山元教諭

全国高体連柔道専門部副部長に富島高の山元教諭

 富島高女子柔道部顧問の山元健嗣教諭(46)が今年度、全国高等学校体育連盟(高体連)柔道専門部副部長に就いた。「コロナ禍で3年間まともに大会を開催できずにいた。生徒が思いきって活動できるよう運営側からしっかりサポートしたい」と抱負を語る。

 山元教諭の出生地は母の実家がある延岡市。宮崎市・檍小1年の時に柔道を始めた。父の転勤により、延岡市の岡富小・中で過ごし、卒業は檍中。宮崎大宮高―東京学芸大を経て、2001年に県教委に採用され、初任地は延岡高だった。

 延岡工高に勤務していた14年、県高体連柔道競技専門部委員長に。当時36歳で、全国で最年少の専門委員長だった。同校勤務3年目のこの年は、男子柔道部を団体で40年ぶりの九州大会に導くなど好調で、「専門委員長の仕事もあり大変だった」と振り返る。

 昨年度は九州8県の専門委員長から選出される九州高体連専門委員長に経験。今年3月、全国高体連専門部の役員改選に合わせ、全国9ブロックの専門委員長の中から、副部長(3人)の1人に選ばれた。

 「九州の委員長もそうだったが、全国となるとさらに重圧が大きい。学校、県、全国と仕事が増えるため不安は多いが、やるからにはしっかり役目を果たしたい」。

 現在は感染対策として、試合時以外はマスクの着用が基本。声出しの応援は可能だが、入場時は検温と連絡先を記入を求める。

 5月から県高校総体、本県開催の九州総体、8月の札幌インターハイと忙しい日が続く。「全日本柔道連盟とすり合わせながら規定を決めていくが、まずは保護者やチームメート、観客が会場で応援する元の形に戻してあげられれば」と語った。

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