本紙掲載日:2023-04-14
(7面)

多様な書約120点−北写経かな教室

14日から始まった5年ぶりの北写経かな教室書道作品展

5年ぶりの作品展−16日まで延岡

 延岡市の北老人クラブの北写経かな教室(久澄順子代表、8人)の書道作品展が14日から、同市本小路のカルチャープラザのべおかフリースペースで始まった。会員と指導者の作品約120点を展示している。16日まで。来場を呼び掛けている。入場無料。

 教室は、第2、4月曜に山下町の北老人福祉センターで活動。主に中野麗鳳(本名・久美代)さん(59)=土々呂町=に教わりながら、写経やかな、漢詩、ことわざ、尊敬する人の言葉など、書きたい題材を持ち寄り、和気あいあいと作品作りに励んでいる。コロナ禍で教室が開催できない時期もあったが、自習と教習を繰り返し、大好きな書道と向き合ってきた。

 これまで2年に1度開いてきた作品展だったが、コロナ禍で2018年以来5年ぶりの開催。中野さんにとっては指導者を任されて初めての作品展で、「(たくさんの文字が並ぶ)写経などすごく大変だが、皆さんコロナ禍でも書き続け、見習うところが多い。作品展は皆さんの励みになります」と喜んでいた。

 久澄代表(79)=稲葉崎町=は「やっとできて本当にうれしい。書を通し、文字だけでなく言葉の意味も学ぶことができ、勉強になっている。作品展は一つの区切り。努力のたまものを多くの人に見ていただき、また2年後の作品展を目指したい」と話した。

 会場には、会員が「教室の時間が楽しい」と口をそろえることを表すように、バラエティー豊かな作品がずらり。開場は15日が午前9時〜午後5時、16日が午前9時〜午後3時。同教室は一緒に活動する会員も随時募集している。

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