本紙掲載日:2023-04-17
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お大師さん−にぎわい戻った

好天の下、大勢の参拝者たちでにぎわう餅まき接待(16日、延岡市山下町の今山大師)
4年ぶりの実施となった市中パレードには26団体千人が参加した(16日、延岡市祇園町)

山もまちに笑顔広がる

 九州三大春祭りの一つとされる「延岡今山大師祭(お大師さん)」は14〜16日の3日間、延岡市山下町の今山大師(野中玄雄住職)と周辺のまちで行われた。2019年以来となる市中パレードや物産展を楽しもうと大勢の家族連れなどが訪れ、市街地は4年ぶりのにぎわいを取り戻していた。

 お祭りの華であり、まちの行事を締めくくる市中パレードには、26団体千人が参加。過ごしやすい天候の中、殿や姫、腰元らが列をなす大名行列をはじめ、初参加となる宮崎南高校と宮崎学園高校吹奏楽部によるマーチングなど、次々と披露されるパフォーマンスが沿道を沸かせた。商店街や商店会にはお接待所やゲームコーナー、特設ステージ、出店が並び、訪れた人たちはイベントや演芸などを楽しんだ。

 今山大師では大法要や特別護摩祈願が営まれ、戦没・戦災者、コロナ禍や自然災害、交通事故の犠牲者への供養と共に、郷土発展や世界平和を祈願。内モンゴル出身のホン・フンユンさんとオルリコさん、イラナさん親子によるモンゴル舞踊・歌・馬頭琴演奏や延岡学園高校吹奏楽部のステージ演奏などが披露された奉納演芸大会のほか、餅まきや福引き大会もあり、3日間を通して多くの参拝者が訪れ、お祭りを大いに満喫していた。

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