渓谷を泳ぐこいのぼり

大小、色とりどり約３００匹

◆日之影町商工会青年部

　日之影町を流れる日之影川に１２日、大小さまざまなこいのぼり約３００匹がお目見えした。柔らかな峡谷の風を全身にはらみ、渓流と青空のはざまで色とりどりの尾をたなびかせている。

　同町商工会青年部（岡田原史部長、約１０人）が１９８５年、国道２１８号「青雲橋」の開通記念にスタート。以来毎年、子どもたちの健やかな成長と地域活性化を願い、こどもの日の５月５日に合わせて多数のこいのぼりを揚げている。

　岡田部長（３６）によると、こいのぼりは５月中旬まで設置予定。「新緑と渓谷に映えるこいのぼりをたくさんの方々にお楽しみいただきたい」と呼び掛けている。

◆５月３日に空揚げフェスティバル

　５月３日には旧町役場跡地で「日之影川こいのぼりからあげフェス２０２３」が開かれる。時間は午前１０時〜午後４時。主催は、日之影唐揚げフェス実行委員会（会長・岡田部長）。

　こいのぼりを目当てに訪れる多くの地元住民や観光客に楽しんでもらおうと初開催。町内１０事業者が屋台を構え、鶏、こんにゃく、豚足、手羽先といった多種多様な空揚げを販売する。