本紙掲載日:2023-04-20
(7面)

延岡学園高調理科が包丁授与式

新入生26人に名前刻み贈る

 延岡市大峡町の延岡学園高校(柳田光寛校長)で18日、包丁授与式があった。調理科の新入生26人(男子16人、女子10人)が自身の名前が刻まれた包丁を受け取り、料理人となる決意を新たにした。

 2、3年生が見守る中、1年生たちは真新しいコックコートやコック帽、前掛けなどに身を包み、式に臨んだ。緊張しながら一人ずつ名前が呼ばれると、柳田校長から包丁の入ったケースをしっかりと受け取った。

 柳田校長は「これから技術習得に向けて失敗、厳しさを味わうと思いますが、それ以上に料理を完成させた喜び、調理の楽しさ、そして感動を味わうかと思います。一人一人が豊かな人生を歩むために、人より2、3倍努力して食のスペシャリストを目指してください」と激励した。

 代表で田上日茉梨さん(旭中出身)が、「身が引き締まるとともに、これから自分の包丁で料理を作ることへの楽しみと技術が上達できるのかという不安もあります。自分たちの夢に一歩でも近づけるように基礎知識を身に付け、実習を通して技術を重ねていきます」と宣誓した。

 1年生は先輩たちに教えてもらいながらケースを開き、自分の名前が刻まれた包丁を一本ずつ丁寧に確認し、うれしそうに眺めていた。
佐藤大和さん(土々呂中出身)は「先輩たちのように人の心をつかめる料理を作りたい。3年間で包丁さばきを早くしたい」と話した。

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